日本の七十二候 麋角解(さわしかのつのおつる)

旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-

 寄稿者:橋本繁美

冬至 次候

麋は大鹿のことで、その角が抜け落ちて生えかわることを「麋角(びかく)」という。中国では強壮剤をつくるときにも使われていたとか。一般に日本鹿の角が落ちるのは春。角は毎年生えかわり、一年で立派な角になるそうだ。角を落とした大鹿は、太く力強い足で厳寒に立ち向かう。(新暦では、12月27日~12月31日ごろ))