日本の七十二候 霜止出苗(しもやみてなえいずる)

旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-

 寄稿者:橋本繁美

穀雨 次候

稲の種は、直接、田んぼに蒔かず苗代で育てる。20センチほど生長してから、田へ移して植える。その苗がいきいきと育つ時期。最近では、機械化が進み、むかしのように早乙女さんによる手植えは見られなくなったが、元気に育った苗が田に並ぶと、蛙たちも喜んだように鳴き出す。(新暦では、4月25日~29日ごろ)