寄稿者:橋本繁美
立春 末候
♪春になれば 氷(しが)こもとけて どじょっこだの
ふなっこだの 夜が明けたとおもうべな
(東北地方のわらべうた「どじょっこふなっこ」)
寒い間、水の底でじっとしていた魚たちが、水がぬるんで割れた氷の間から、元気に飛び跳ねるころ。近くの川や池で、こんな光景を目にしたら、感動することまちがいなし。喜びにあふれた魚の様子が目に浮かぶよ。割れた氷のかけらが浮いているのを「浮氷(うきごおり)」。そろそろ北海道の方から「流氷」の便りも届くころ。(新暦では、2月14日~18日ごろ)