京を歩く

寄稿130 落ち着いた町並み姉小路通/ 京を歩く

寄稿者:橋本繁美御池通と三条通の間に並行している姉小路通(あねやこうじどおり)。東は木屋町通から西は佐井通まで、途中、JR山陰本線で途切れるが約3.5km続く。本能寺入口の寺町通から歩いてみると、おなじみの筆墨文具の鳩居堂、柚味噌の八百三、...
Kimono Factory nono

意外と便利なトレー

大島紬を使ったトレーのご紹介です。使い方トレーを作りたいとスタッフから要望があったのですが「ん?なにそれ」と思った私。トレーというとどうも”お金のやり取りをする”あれしか思い浮かびませんでした。「ピアスやネックレス、指輪、鍵など細かくて無く...
日本の色を愉しむ

卯の花色(うのはないろ)/白百合色(しらゆりいろ)

寄稿者:橋本繁美卯の花色(うのはないろ)卯の花のようなわずかに黄みがかった白色。卯の花は初夏に小さい白い花が枝いっぱいに咲く空木(うつぎ)。可憐な卯の花の白さが雪のように見えることから「雪見草」とも呼ばれ、平安時代には「雪かとまがう」と形容...
京を歩く

寄稿129 なぜか美意識が騒ぐ古門前通/ 京を歩く

寄稿者:橋本繁美知恩院といえば、法然上人のお念仏の教えを伝える浄土宗の総本山。山号は華頂山。綾傘鉾でもお世話になっている華頂短大のあるところ。以前にも登場した一本橋(行者橋)もすぐ近く。ここから知恩院までは華頂学園のある華頂通を経て東に向か...
枡屋儀兵衛 商品

一元 唐草文様絵図【10200015】

枡屋儀兵衛 本場大島紬 【一元 唐草文様絵図】のご紹介です。伝統的工芸品・絹100%です。摺り込みによる色とりどりの紋様摺り込みという技法を使い、絣の点一つずつに染色することで多色の柄となっています。一元絣の力強さ。地色は泥染。一元絣を用い...
日本の色を愉しむ

青丹(あおに)/苔色(こけいろ)

寄稿者:橋本繁美青丹(あおに)青丹は岩緑青(いわろくしょう)の古名。青土のような暗く鈍い黄緑色をいう。青土は「あおに」と読まれ、「青丹」と書かれるようになる。「丹」は土の意味。ちなみに、もともとは青土とかいて「あおに」と読んでいた。『万葉集...
京を歩く

寄稿128 西洞院通と天使突抜通/ 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 編集:枡儀西洞院(にしのとういん)にご縁をいただいてどれくらい経つのだろうか。40年ほど前、浴衣の洗濯で四条西洞院にあったクリーニング屋さんから始まったのは確かだ。今はマンションに変わってしまったが、その近くに事務所が引っ...
Kimono Factory nono

ステテコ

シンプルで使い心地の良いnonoステテコのご紹介です。襦袢の代わりになるものが欲しかったステテコというと肌着のようなものが多いのではないかと思うのですが(私感)ひらりと襦袢代わりのものが欲しいと当社内外からお声を頂きました。当の私は今までい...
日本の色を愉しむ

群青色(ぐんじょういろ)/茄子紺(なすこん)

寄稿者:橋本繁美群青色(ぐんじょういろ)紫みがかった深い青色。鉱物の藍銅鉱(アズライト)を原料とする岩群青を使った顔料。同じく、ラテン語で青い石を意味する「ラピス・ラズリ」が瑠璃と知られるまでは、最も美しい青とされていた。日本画の水の表現に...
京を歩く

寄稿127 了頓図子(りょうとんのずし) / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 編集:枡儀以前に、膏薬図子を紹介したが、今回は「了頓図子(辻子)」。三条通の室町と新町の間、三条から六角へ抜ける衣棚通に図子がある。この辺りは、戦国時代の茶人・廣野了頓(ひろのりょうとん)の屋敷があったところ。屋敷の南側の...