旧暦のある暮らし

二十四節気 大寒(だいかん) 新暦1月20日頃

寄稿者:橋本繁美大寒とは、一年でもっとも寒さが厳しい頃のこと。とはいえ、蕗の薹(ふきのとう)が雪の間から顔をのぞかせ、春が近いことを教えてくれます。そして、日がしだいに長くなり、再びめぐってくる春とともに、さまざまな生命の営みが繰りかえされ...
男と着物 - 回想録 -

6 ​初めての着物が特殊だった話

投稿者:ウエダテツヤ​初めての着物は大島紬だったと言いたいところではあるが、実はそうではない。少しだけ特殊かもしれないその初めての(浴衣じゃない)着物についての話である。それは就職先の小売店から支給されたウール?の着物であった。皆様の中には...
寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿10_s とんど(左義長)

寄稿者:橋本繁美「おお寒む、おお寒む」「近所でとんど、したはるで」「あたりにいこうか」。そんな会話が聞かれたのは昔。松の内も今日までという1月15日の朝、以前は「とんど」がおこなわれていました。消防法の関係で、京都市中ではもう見かけなくなり...
奄美探訪記と大島紬

寄稿10 奄美探訪記と大島紬 7-4 一村 写生帖に残された俳句

寄稿者:橋本繁美一村が感じた奄美の自然を詠んだ俳句が、『日本のゴーギャン 田中一村伝』(編者:南日本新聞社、発行:小学館文庫)に掲載されているので、引用して紹介させていただきます。写生帖にはまた、いくつかの俳句が書きとめてあった。やはり絵か...
男と着物 - 回想録 -

5  発想はまだ仕事着だったけれど

投稿者:ウエダテツヤ前々回(男の着物と私 3 初めての角帯の話)入社研修で角帯を習ったものの、普段に着るという発想はなかった。2001年。当時私の働く着物小売店では日頃スーツで接客が多かった。そしてスーツを格好良く着こなす当時34歳の店長。...
奄美探訪記と大島紬

寄稿9 奄美探訪記と大島紬 7-3 奄美に生きた一村。(2)

寄稿者:橋本繁美画家・田中一村がこよなく愛した奄美の自然。彼が描いたアダン、カジュマル、クワズイモなど、亜熱帯特有の植物や原色の熱帯魚等、奄美の自然は見るものを圧倒してやまない。一気に田中一村のファンになってしまったのは私だけではないと思う...
旧暦のある暮らし

二十四節気 小寒(しょうかん) 新暦1月5日頃

寄稿者:橋本繁美この日から「寒の入り」。寒さが厳しい時期ですが、新年を迎えた喜びと、まっさらな心でスタートをきったばかり。何事もはじまりが肝心といいます。身も心も引き締めていきましょう。ますます寒くなりますので、お体にはどうぞお気をつけくだ...
男と着物 - 回想録 -

4 成人式と黒紋付のススメその1

投稿者:ウエダテツヤウエダ家の家紋。わからない場合はお墓やお仏壇、風呂敷などに描かれていることもある。​前回就職の話をしたが、その前に言っておかなくてはならない事がある。成人式について、である。何を隠そう、私はスーツで行った一人だ。当時はス...
寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿9_s 謹賀新年 -ことばの遊園地-

寄稿者:橋本繁美本年もどうかよろしくお願いします。ものみな 新たに 清々しい一陽来復の初春。瑞祥の日の丸、鶴亀、松竹梅、金銀、紅白と年のはじめを寿ぐ意味で、晴れやかで、おめでたいものづくし。日本人にとって、元旦には特別な意味があります。すべ...
男と着物 - 回想録 -

3 初めての角帯の話

投稿者:ウエダテツヤ初めての浴衣についての話を投稿したが、その後浴衣を着たかというとあまり記憶にない。忘れているだけかもしれないけれど結局お祭りあってのものだった。初めて角帯を締めたことは鮮明に覚えている。そしてそれは私が就職してからのこと...