旧暦のある暮らし

二十四節気 穀雨(こくう) 新暦4月20日頃

寄稿者:橋本繁美穀雨は字のごとく、春の雨はたくさんの穀物を潤す恵みの雨。それだけにこの時期には、穀物を育む雨を「瑞雨(ずいう)」、草木をうるおす雨を「甘雨(かんう)」と呼ぶ。また、春の長雨のことを「春霖(しゅんりん)」。菜の花が咲く頃に降る...
京の旬感

寄稿23 やすらい祭・おぼろ月

寄稿者:橋本繁美やすらい祭(今宮神社)京都の三大奇祭のひとつで、鎮花祭とも呼ばれ、今宮神社の摂社、疫神社の祭礼である。平安時代、花が散る頃に疫病が流行り、これを疫神の祟りと信じ、花の精を鎮め、無病息災を祈願したのが祭りの起りと伝える。(あえ...
男と着物 - 回想録 -

18 着物の下1 小売店での仕事着

投稿者:ウエダテツヤ私が着物の世界に足を踏み入れたのが2001年。当時5年ほど小売店で勤務させていただいた間、着物の下には何を着ていたのか、というお話。今の様にハイネックセーターやシャツなどをインナーに着るような着方は周りでも見なかったしそ...
京の旬感

寄稿22 十三まいり・花冷え

寄稿者:橋本繁美京都では、干支を一巡した数え年13歳の春は「十三まいり」。「智恵まいり」「智恵貰い」ともいわれ、法輪寺(通称・嵐山の虚空蔵さん)に参拝し、健やかに成長したことを感謝し、13歳の厄難を払い、智恵と福徳を授かるように祈願します。...
男と着物 - 回想録 -

17 買う前に考えたいけれど

投稿者:ウエダテツヤ​私の性質かもしれない。時に妥協してでも手に入れたくなる。とにかく買いたいと思うとすぐ買いたい。欲しい物があると探す探す、すぐ欲しい。結果、「買いたい」がどんどん先走り、その時そこにある物から選ぶ「これでいいか」まで到達...
旧暦のある暮らし

二十四節気 清明(せいめい) 新暦4月5日頃

寄稿者:橋本繁美「清浄明潔」という言葉があります。すべてのものが清らかで、生き生きしているという意味。このことばを略したのが「清明」です。若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、生命が輝く。心まで気持ちよく澄みわたる季節です。
京の旬感

寄稿21 さくら咲いてはる・エイプリルフール

寄稿者:橋本繁美ことしは例年よりも、10日もはやく開花した京の桜。王朝の栄華をしのばせる京都御苑の左近の桜、円山公園のみごとな枝垂れ桜、御室仁和寺の桜など、京都には桜の見どころが実に多い。まさに、あちこちの桜が咲いて「都ぞ錦なり」。心まで「...
男と着物 - 回想録 -

16 私の着物は日用品感覚だったお話

投稿者:ウエダテツヤ​着物小売店に入社し、着物を少しずつ着るようになった私。段々慣れてくると人の着ているものが気になり始める。出張などで他店の店員さんを見かけると、何を着ているのだろうとジロジロ見ていた。ジロジロ見ていると接客業のくせにボー...
京の旬感

寄稿20 「春雨じゃ、濡れてまいろう」

寄稿者:橋本繁美春を連れてくる雨。これは行友李風 (ゆきともりふう) 作の新国劇『月形半平太 (つきがたはんぺいた) 』の京都・三条河原町で、主人公が傘を差し掛ける舞妓にいう有名な一節。小雨の中を傘なしで歩くときに、気どった言葉として使う。...
男と着物 - 回想録 -

15 しばらく結んでやめた片ばさみ

投稿者:ウエダテツヤ​片ばさみを教えてもらった私。(14 片ばさみを目撃する参照)なんと簡単な結び方かと驚きつつ、正直なところしっかり止まるのだろうかという疑心もあった。けれど当時きもの駆け出しの私にしては「周りで見かけない結び方」というの...