京の旬感 寄稿22 十三まいり・花冷え 寄稿者:橋本繁美京都では、干支を一巡した数え年13歳の春は「十三まいり」。「智恵まいり」「智恵貰い」ともいわれ、法輪寺(通称・嵐山の虚空蔵さん)に参拝し、健やかに成長したことを感謝し、13歳の厄難を払い、智恵と福徳を授かるように祈願します。... 2021.04.08 京の旬感寄稿記事-ことばの遊園地-
男と着物 - 回想録 - 17 買う前に考えたいけれど 投稿者:ウエダテツヤ私の性質かもしれない。時に妥協してでも手に入れたくなる。とにかく買いたいと思うとすぐ買いたい。欲しい物があると探す探す、すぐ欲しい。結果、「買いたい」がどんどん先走り、その時そこにある物から選ぶ「これでいいか」まで到達... 2021.04.05 男と着物 - 回想録 -
旧暦のある暮らし 二十四節気 清明(せいめい) 新暦4月5日頃 寄稿者:橋本繁美「清浄明潔」という言葉があります。すべてのものが清らかで、生き生きしているという意味。このことばを略したのが「清明」です。若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、生命が輝く。心まで気持ちよく澄みわたる季節です。 2021.04.01 旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-
京の旬感 寄稿21 さくら咲いてはる・エイプリルフール 寄稿者:橋本繁美ことしは例年よりも、10日もはやく開花した京の桜。王朝の栄華をしのばせる京都御苑の左近の桜、円山公園のみごとな枝垂れ桜、御室仁和寺の桜など、京都には桜の見どころが実に多い。まさに、あちこちの桜が咲いて「都ぞ錦なり」。心まで「... 2021.04.01 京の旬感寄稿記事-ことばの遊園地-
男と着物 - 回想録 - 16 私の着物は日用品感覚だったお話 投稿者:ウエダテツヤ着物小売店に入社し、着物を少しずつ着るようになった私。段々慣れてくると人の着ているものが気になり始める。出張などで他店の店員さんを見かけると、何を着ているのだろうとジロジロ見ていた。ジロジロ見ていると接客業のくせにボー... 2021.03.29 男と着物 - 回想録 -
京の旬感 寄稿20 「春雨じゃ、濡れてまいろう」 寄稿者:橋本繁美春を連れてくる雨。これは行友李風 (ゆきともりふう) 作の新国劇『月形半平太 (つきがたはんぺいた) 』の京都・三条河原町で、主人公が傘を差し掛ける舞妓にいう有名な一節。小雨の中を傘なしで歩くときに、気どった言葉として使う。... 2021.03.25 京の旬感寄稿記事-ことばの遊園地-
男と着物 - 回想録 - 15 しばらく結んでやめた片ばさみ 投稿者:ウエダテツヤ片ばさみを教えてもらった私。(14 片ばさみを目撃する参照)なんと簡単な結び方かと驚きつつ、正直なところしっかり止まるのだろうかという疑心もあった。けれど当時きもの駆け出しの私にしては「周りで見かけない結び方」というの... 2021.03.22 男と着物 - 回想録 -
旧暦のある暮らし 二十四節気 春分(しゅんぶん) 新暦3月21日頃 寄稿者:橋本繁美「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、寒く長かった冬ともようやくお別れ。一年で最も気候のよい時期を迎える。昼と夜の長さがほぼ等しくなり、昼夜の時間は逆転する春分の日。1948年「自然をたたえ、生物をいつくしむ」として制定さ... 2021.03.18 旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-
京の旬感 寄稿19 京は「ぼた餅」 寄稿者:橋本繁美春のお彼岸が近づくと「ぼた餅」が店頭に並ぶ。一般的に、春は牡丹が咲く頃なので「ぼた餅」、秋は萩の花で「おはぎ」といわれる。個人的に、京都寺町にある菓子舗・仙太郎さんの「ぼた餅」が好きだ。以前にもらったこの店の冊子(著者:直中... 2021.03.18 京の旬感寄稿記事-ことばの遊園地-
男と着物 - 回想録 - 14 片ばさみを目撃する 投稿者:ウエダテツヤ片ばさみという結び方を目撃したのは確か2002年頃である。当時の上司(『片ばさみ上司』と呼ぶ)が展示会で着ているのを見て、なんだこの結び方は?と思った。それまでは貝ノ口一辺倒であった。というかそれしか知らない。角帯の結び... 2021.03.15 男と着物 - 回想録 -