男と着物 - 回想録 -

42 綿の着物を知って

投稿者:ウエダテツヤ ​着物を頻繁に着る以前より綿の着物は着ていたけれど、それまで普段着として着物を着ていなかったこともあって、綿着物=家で洗濯・普段着着物という発想に繋がらなかった私。知った時の驚き、「え?綿着物って家で洗えるの?」はなか...
旧暦のある暮らし

二十四節気 寒露(かんろ) 新暦10月9日頃

寄稿者:橋本繁美 寒露とは、晩夏から初秋にかけて草木に冷たい露が降りること。秋の長雨が終わり、空気が澄み切って清々しい秋の空が続く。この頃になると、朝晩だけでなく、昼間でもひやっとした空気が感じられるようになるが、現代の感覚では、暑くもなく...
奄美探訪記と大島紬

寄稿45 奄美の島唄

寄稿者:橋本繁美 奄美大島ではじめて「島唄」を生で聴いたとき、躰の芯から震えるものを感じた。歓迎会の酒席の場で、初めて見る三線(さんしん)と呼ばれる楽器を手に、グイン(地声から裏声と変わる瞬間的なこぶしの一種)とよばれる独特の歌唱法が心を掴...
男と着物 - 回想録 -

41 靴下作ったけれど

投稿者:ウエダテツヤ 着物の業界では企業単位のブランド、オリジナル品が増え、アイテム自体も多様化してきたように感じる昨今。自分に合うものを探すのも楽しみの一つだけれど、使ってみないとわからないのも事実。当社製品も例外でなく、やはり合う合わな...
寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿45_s 秋は夕暮れ・萩(はぎ)

寄稿者:橋本繁美 秋は夕暮れ 清少納言は枕草子の冒頭で「秋は夕暮れ―――日入りはてて、風の音、虫の音、はたいふべきにあらず」と喝破しているように、秋は台風の風の音と、虫の音楽で始まり、極まるといわれる。秋の夜、虫の音といえば、鈴虫(すずむし...
男と着物 - 回想録 -

40 「腑に落ちる」探し

投稿者:ウエダテツヤ ​日々着物を着るようになってしばらくは「何が正しいのだろうか」と考えていた。ここで言う私の「正しい」とは理に適っているという事と慣習含めて一般的ということの掛け合わせ。理に適っていても突飛押しのないことや、一般的でも納...
寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿44_s 秋の雨・彼岸花

寄稿者:橋本繁美 秋の雨 ♪September rain rain 九月の雨は冷たくて…(9月の雨・太田裕美)。♪バスが止まって外は雨が降っている…(雨の日の情景・吉田拓郎)。今月に入って雨が続いている。日本列島に接近する台風の影響もあるが...
奄美探訪記と大島紬

寄稿44 奄美のお盆風景。

寄稿者:橋本繁美 最初に奄美大島を訪ねた頃は、つくづく日本が残っていると感じたことが多かった。もちろん今もしっかり残されていると思うが、会う人、会う人が優しくて親切な方ばかりだった。もちろん、上田さんの紹介というか、関係する人だから、いい人...
男と着物 - 回想録 -

39 着物でプールと遊園地

投稿者:ウエダテツヤ 着物を着ると決めてからしばらくしたころ、長島スパーランドに行くことにした。遊園地に着物で行くというのが初めてで、プール→遊園地→花火(たまたまやっていた)というルートをどう攻略したらよいものか、そもそも着物で遊園地って...
旧暦のある暮らし

二十四節気 秋分(しゅうぶん) 新暦9月23日頃

寄稿者:橋本繁美 暦では秋のまんなか。春分とおなじく、昼と夜の時間が等しくなり、太陽が真東から昇り、真西に沈む日。これから次第に秋が深まっていく。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は、秋にもあてはまる。ただし、「彼岸」といえば春をさすので、区...