寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿46 晩秋小夜曲(ばんしゅうセレナーデ)

寄稿者:橋本繁美♪さみしさのつれづれに 手紙をしたためています あなたに…(『心もよう』井上陽水)。「晩秋」と聞けば、寂しさをそそることば。それにしても、すっかり日が暮れるのがはやくなった今日この頃。ふとした瞬間に、せつない気持ちになったり...
奄美探訪記と大島紬

寄稿47 奄美の島唄・元ちとせ

寄稿者:橋本繁美「その声は、百年にひとり。」というキャッチフレーズとともに鳴り物入りで登場した元(はじめ)ちとせさん。彼女が『ワダツミの木』でメジャーデビューして間もない頃。奄美大島瀬戸内町出身の彼女は、島唄で育ったといわれるだけに、地元で...
男と着物 - 回想録 -

42 綿の着物を知って

投稿者:ウエダテツヤ​着物を頻繁に着る以前より綿の着物は着ていたけれど、それまで普段着として着物を着ていなかったこともあって、綿着物=家で洗濯・普段着着物という発想に繋がらなかった私。知った時の驚き、「え?綿着物って家で洗えるの?」はなかな...
旧暦のある暮らし

二十四節気 寒露(かんろ) 新暦10月9日頃

寄稿者:橋本繁美寒露とは、晩夏から初秋にかけて草木に冷たい露が降りること。秋の長雨が終わり、空気が澄み切って清々しい秋の空が続く。この頃になると、朝晩だけでなく、昼間でもひやっとした空気が感じられるようになるが、現代の感覚では、暑くもなく寒...
奄美探訪記と大島紬

寄稿45 奄美の島唄

寄稿者:橋本繁美奄美大島ではじめて「島唄」を生で聴いたとき、躰の芯から震えるものを感じた。歓迎会の酒席の場で、初めて見る三線(さんしん)と呼ばれる楽器を手に、グイン(地声から裏声と変わる瞬間的なこぶしの一種)とよばれる独特の歌唱法が心を掴む...
男と着物 - 回想録 -

41 靴下作ったけれど

投稿者:ウエダテツヤ着物の業界では企業単位のブランド、オリジナル品が増え、アイテム自体も多様化してきたように感じる昨今。自分に合うものを探すのも楽しみの一つだけれど、使ってみないとわからないのも事実。当社製品も例外でなく、やはり合う合わない...
寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿45_s 秋は夕暮れ・萩(はぎ)

寄稿者:橋本繁美秋は夕暮れ清少納言は枕草子の冒頭で「秋は夕暮れ―――日入りはてて、風の音、虫の音、はたいふべきにあらず」と喝破しているように、秋は台風の風の音と、虫の音楽で始まり、極まるといわれる。秋の夜、虫の音といえば、鈴虫(すずむし)や...
男と着物 - 回想録 -

40 「腑に落ちる」探し

投稿者:ウエダテツヤ​日々着物を着るようになってしばらくは「何が正しいのだろうか」と考えていた。ここで言う私の「正しい」とは理に適っているという事と慣習含めて一般的ということの掛け合わせ。理に適っていても突飛押しのないことや、一般的でも納得...
寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿44_s 秋の雨・彼岸花

寄稿者:橋本繁美秋の雨♪September rain rain 九月の雨は冷たくて…(9月の雨・太田裕美)。♪バスが止まって外は雨が降っている…(雨の日の情景・吉田拓郎)。今月に入って雨が続いている。日本列島に接近する台風の影響もあるが、傘...
奄美探訪記と大島紬

寄稿44 奄美のお盆風景。

寄稿者:橋本繁美最初に奄美大島を訪ねた頃は、つくづく日本が残っていると感じたことが多かった。もちろん今もしっかり残されていると思うが、会う人、会う人が優しくて親切な方ばかりだった。もちろん、上田さんの紹介というか、関係する人だから、いい人ば...