男と着物 - 回想録 -

55 着物が好きかと聞かれて

投稿者:ウエダテツヤ 改めて着物が好きかという質問に向き合ってみると、いつの時代も私はそれが曖昧で、好き嫌いとは少し異なるものを通して着物と関係してきた。例えば(40「腑に落ちる」探し)の時には「好きというより楽しめていた」と記しているが、...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 欵冬華(ふきのはなさく)

寄稿者:橋本繁美 大寒 初候 「欵冬(かんとう)」とは、冬の氷をたたきやぶるの意。冬に氷を破って生えるところから蕗(ふき)の異名となったといわれる。最も寒さが厳しい時期に、蕗の薹(とう)が雪の間から顔をのぞかせると、春が近いことを教えてくれ...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 雉始雊(きじはじめてなく)

寄稿者:橋本繁美 小寒 末候 雉がはじめて鳴くころ。といっても、日本で雉が盛んに鳴きはじめるのは3、4月ごろ。古くから狩猟の対象とされてきた雉。「雉も鳴かずば撃たれまい」といわれるように、大きな声で「ケーン、ケーン」鳴く。また雄は求愛すると...
京の旬感

寄稿60 東寺五重塔・大雪のためフライトできず

寄稿者:橋本繁美 東寺五重塔 京都のシンボルといえる東寺の五重塔。平安京を偲ばせる堂塔でもあり、その高さは約55メートル。京の木造建築物ではいちばん高いといわれる。北大路通辺りと洛南を比べると55メートルも高く、洛北の人たちは東寺の五重塔の...
男と着物 - 回想録 -

54 七五三の着物(私と黒紋付)

投稿者:ウエダテツヤ 七五三は家庭ごとの事なので何を着るべきかは各家庭ごとに考えれば、それが正解な気がする。留袖を着ようが、色無地を着ようが、紬を着ようが誰に迷惑をかけるものでもないし、そもそも七五三をどのように捉えるかで違ってくるのだろう...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 水泉動(しみずあたたかをふくむ)

寄稿者:橋本繁美 小寒 次候 「水泉」とは、地中から湧き出る泉のこと。地中では凍った泉で水が動きはじめ、かすかにあたたかさを含んでいるころ…人々はそう思いながらこの時期を過ごしたのかも。(新暦では、1月10日~1月14日ごろ)
京の旬感

寄稿59 元気快晴の祈願・道を楽しむ

寄稿者:橋本繁美 元気快晴の祈願 年が明けた。初詣で各神社は昨年よりは多くの参拝者で賑わっていた。私は元旦の早朝に伏見稲荷大社に詣り、商売繁盛と家内安全を祈願した。京都ではありがたいことに正月三が日は晴天に恵まれた。とはいえ、一年で最も寒い...
男と着物 - 回想録 -

53 七五三の着物(息子)

投稿者:ウエダテツヤ 急に最近の話になるけれど忘れないうちに投稿しておく。 先日息子の七五三詣に行った。七五三というと最近は写真館などでレンタル出来てそのまま出掛けられる便利なサービスがある。息子の友達やご近所さんからもそういうサービスを使...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 芹乃栄(せりすなわちさかう)

寄稿者:橋本繁美 小寒 初候 寒さの中で芹がさかんに生えるころ。芹の語源は、競り競うように生えるからだといわれている。根が白いので、白根草とも呼ばれ、春の七草でも筆頭に数えられる。小寒を迎え、この日から節分までの30日間が「寒の内」。(新暦...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)

寄稿者:橋本繁美 冬至 末候 新年を迎え、降り積もる雪の下で、麦が芽を出すころ。麦は別名「年越草」。秋に発芽して、冬を越し、次の年になって実を結ぶ越年草。その代表が麦といわれる。麦は踏まれて強く育つといわれる。(新暦では、1月1日~1月4日...