京の旬感

寄稿73 花水木・使命、懸命、宿命

寄稿者:橋本繁美花水木(はなみずき)♪君と好きな人が百年続きますように…。青窈さんの歌でも有名な花水木は、1912年に東京市がワシントンDCに桜を寄贈したお返しに贈られたという歴史をもつそうだ。日本人が桜を愛するように、アメリカでは花水木は...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 虹始見(にじはじめてあらわる)

寄稿者:橋本繁美清明 末候虹が出始めるころ。虹は大気中の水滴がプリズムの役割をしてできるもの。それだけに、雨が多く雨粒も大きい夏は色鮮やかに見える。雨量が少ない春の虹は、まだ淡く、すぐに消えてしまう感じ。赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、これが虹...
男と着物 - 回想録 -

66 毎日着るようになって感じた変化

投稿者:ウエダテツヤ55で着物をファッションとして考えられるようになったと投稿したけれど、毎日着物を着るようになると、当然ながら自社商品についても色々考えるようになる。例えばシンプルに大島紬は凄いなと思っていたのが、購入対象になった途端に値...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 鴻雁北(こうがんかえる)

寄稿者:橋本繁美清明 次候「鴻雁」は大きな雁をさし、燕とは対照的に、春になれば北へと帰っていく渡り鳥。冬鳥の雁は秋に日本にやって来て、あたたかくなると北へ帰っていく。以前にも紹介したが、雁は木切れをくわえて渡って来るといわれ、それは途中の海...
京の旬感

寄稿72 京の筍

寄稿者:橋本繁美京の筍春になると、京の人が待ちわびるものに筍がある。むかしから京都は竹林が多く、その土壌にも恵まれている。なかでも西山あたりは特産の筍が有名だ。朝堀のみずみずしい筍の鮮度、一年をかけて竹藪の手入れから、土の世話に愛情と手間ひ...
男と着物 - 回想録 -

65 会社で週一「着物の日」のその後

投稿者:ウエダテツヤ人数が多い企業だと意思決定のプロセスも違うだろうし新しいことになると就業規則や雇用形態などの関係もあると思うけれど、幸い当社は社員同士の話し合いで週一の着物の日が決まった。やってみてしばらくすると無論(?)不満も出てくる...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 玄鳥至(つばめきたる)

寄稿者:橋本繁美清明 初候燕は渡り鳥。春、南国で冬を過ごした燕が渡ってくるころ。燕は夏鳥の代表といわれる。玄鳥(げんちょう)は燕の異称。玄は黒を意味するので黒い鳥。黒い背中と白いお腹。燕尾服という名の元になった、ふたつに切れ込んだ長い尾が美...
寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿71 夢見草(ゆめみそう)

寄稿者:橋本繁美夢見草(ゆめみそう)桜の花がこぼれんばかりに咲き誇っている。うれしい春だ、爛漫の季節がやってきた。桜の花は美しい。いつ開花宣言があるのか、いつ咲くかと思いを馳せる私たち。咲けば咲いたで満開の時期が気になり、こんどは散ってしま...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)

寄稿者:橋本繁美春分 末候雷が鳴り始める時期。雷は一年中鳴るが、立春以降の雷は一般に「春雷」と呼ばれる。この特徴は寒気と暖気が接触して、雷が鳴りやすくなるそうだ。また、夏と違って連続で鳴らず、一つや二つで鳴りやむこと。待ち焦がれていた春本番...
京の旬感

寄稿70  いまどきの卒業式・大島高校の甲子園の夢現実に

寄稿者:橋本繁美いまどきの卒業式ことしも卒業式のシーズン到来。多くの若者が巣立っていく。卒業証書を手に、上級の学校へ、あるいは社会の荒波のなかへ。23日、京都市内の小学校の卒業式がおこなわれていた。朝はやくから、華やかな袴姿の女の子ときもの...