旧暦のある暮らし

日本の七十二候 乃東枯(なつかれくさかるる)

寄稿者:橋本繁美夏至 初候「乃東(だいとう」とは「夏枯草(なつかれくさ・かこそう)」のこと。夏枯草は「靭草(うつぼぐさ)」の異称といわれる。むかし、武士が矢を入れるのに使った道具「靭」に似た花穂をつけるため靭草と呼ばれるようになったと聞く。...
寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿81 秋田県立美術館へ

寄稿者:橋本繁美梅雨入り前に、秋田へ行ってきた。長引くコロナ禍でようやく実現できた現地取材のために。わざわざ空港までお迎えに来てもらい、恐縮しながらのスタートだった。さて、仕事の話はおいておき、宿泊先の目の前には秋田県立美術館があった。建築...
Kimono Factory nono

【商品アレンジ】袴パンツを短くしてみる。

本来は上のような袴パンツ。長いままでも履いていますが、袴パンツを短くしてみたいなと思って、もう一着買って裾を上げてみました。袴自体(カジュアルな袴など一覧)は裾長めが好きな私ですが、袴パンツはちょっと短めも欲しいな、なんて思っていました。裾...
男と着物 - 回想録 -

74 雨。和傘を愛でて満足した。

投稿者:ウエダテツヤ雨に打たれることを覚悟すれば案外悪くないというか、むしろ開放感を感じることもあるのだけれど、大方はそんな覚悟とは縁遠い濡れたくないシーン。髪はモシャモシャして気分もどこかジメジメする。雨だからと着物を避ける方もいらっしゃ...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 梅子黄(うめのみきばむ)

寄稿者:橋本繁美芒種 末候梅の実が熟して色づくころ。早春を告げる梅の花、『万葉集』では桜よりずっと多く詠まれている。それだけ日本人に愛されてきた花と言える。現在では食用としての実梅と、花を鑑賞するための花梅に分けられ、多くの品種があるそうだ...
枡屋儀兵衛 商品

泥染についてのまとめ

泥染の大島紬泥染について、泥で染まるの?着心地がいいって本当?泥染のデメリットってある?などまとめてみました!どうして泥で染まるのか絹を泥にいれると、ただドロドロに汚れます。なのに不思議な泥染。泥染といいますが、実は草木染。植物に入っている...
寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿80 入梅・時の記念日

寄稿者:橋本繁美入梅(にゅうばい)入梅とは、梅雨に入ること。梅雨入りのことを「栗花落(ついり)」とも。しとしと降る雨によって、栗の木がみごとに花が咲き散ることから、この字をあてたといわれる。ところで、みなさんは栗の花をご存じだろうか。機会が...
枡屋儀兵衛 商品

ライン【10100172】

枡屋儀兵衛 本場大島紬 【ライン】のご紹介です。その名の通り、モダンなラインデザイン。シンプルですが近くで見ると絣ならではの良さが感じられる反物ではないかと思います。染は泥染。他の染料を使わず泥染だけで仕上げています。奥行きのあるラインの濃...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)

寄稿者:橋本繁美芒種 次候蛍が光り出すころ。朽草(くちくさ)とは蛍の異名をさす。最近、なかなか観ることが難しくなった蛍。短い命を燃やしながら舞い飛ぶ姿は、しばしば恋の思いを重ねて歌に詠まれてきた。恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす...
男と着物 - 回想録 -

73 決められた時期に決められたものを着てみる2 着物以外

投稿者:ウエダテツヤ決められた時期について納得感は別にしても、6月・9月は単衣、7月・8月は夏物(細かい時期は諸説あり)と、まだ分かりやすい。一方で分かりにくいのが着物以外のコーディネートだ。決められているようではっきりしないように思うのは...