旧暦のある暮らし 日本の七十二候 蟷螂生(かまきりしょうず) 寄稿者:橋本繁美芒種 初候細長い体に鎌のような独特の前脚、逆三角の頭。そんな蟷螂が出てくる時期。蟷螂が獲物を狙う動作は、後脚で体を支え、前脚を合わせて、まるで神に祈りを捧げているように見える動作はとてもユニーク。そんなところから、「おがみ虫... 2022.06.03 旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-
寄稿記事-ことばの遊園地- 寄稿79 紫陽花(あじさい) 寄稿者:橋本繁美奄美の方では、もう少しで梅雨明けとなる頃、近畿地方はそろそろ梅雨を迎える。雨が恋しいように思える紫陽花の花が庭先で色鮮やかに咲き始めている。紫陽花の語源はさまざまだが、青い花が集まって咲くという意味の「集真藍(あずさあい)」... 2022.06.03 寄稿記事-ことばの遊園地-
旧暦のある暮らし 日本の七十二候 麦秋至(むぎのときいたる) 寄稿者:橋本繁美小満 末候麦の穂が黄金に揺れて実る。麦が熟す時期を「麦秋」、または「麦の秋」という。ここでいう秋は実りのときの意。かつては、あちこちで見られた麦秋も珍しい風景となってしまった。幼少のころ、学校帰りに麦畑のなかに入り、黒くなっ... 2022.05.30 旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-
寄稿記事-ことばの遊園地- 寄稿78 美人たちとの再会・麦色 寄稿者:橋本繁美美人たちとの再会先週末、福井県立美術館に行ってきた。現在、開かれている日本画の美人画展を観るために、久しぶりにサンダーバードに乗って出かけてみた。その日の目的は、美人画にちなんだ題目で、なんと落語三席が聴けるというのが、もう... 2022.05.27 寄稿記事-ことばの遊園地-
旧暦のある暮らし 日本の七十二候 紅花栄(べにばなさかう) 寄稿者:橋本繁美小満 次候紅花が盛んに咲く時期。咲き始めは黄色だが、次第に赤みを増していく。紅花といえば、最近では良質の食用油かもしれないが、この花から紅色の染料、口紅、頬紅など化粧品のもとになったといわれる。「紅(くれない)」という言葉は... 2022.05.25 旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-
男と着物 - 回想録 - 72 決められた時期に決められたものを着てみる1 着物 投稿者:ウエダテツヤ袷、単衣、夏物(薄物単衣)を揃えた時のお話。初めのうちは決められた通りに着ていた。6月単衣、7・8月夏物、9月単衣、それ以外は袷である。やってみると衣替えをピシッと出来る。それに伴って気持ちも切り替えられたのでこれこそ衣... 2022.05.24 男と着物 - 回想録 -
旧暦のある暮らし 日本の七十二候 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ) 寄稿者:橋本繁美小満 初候孵化した蚕が桑の葉を食べる時期。日本では古くから蚕を飼っていて、その繭から絹織物を作ってきた。むかしの人は「お蚕様」と呼んで大切に扱い、白くやわからかな蚕を神聖な存在として見ていたのがわかる。蚕の餌になるのが桑の葉... 2022.05.20 旧暦のある暮らし寄稿記事-ことばの遊園地-
寄稿記事-ことばの遊園地- 寄稿77 いきいきと漲る生命の色・空豆 寄稿者:橋本繁美いきいきと漲る生命の色麦の穂が実り、少し満ちてきたという「小満」。それが転じて、すべてのものが次第に成長し、天地に満ちはじめる時節になったという。「新緑」から「万緑」へと移り変わる頃。「緑」はもともと色の名前でなく、みずみず... 2022.05.20 寄稿記事-ことばの遊園地-
男と着物 - 回想録 - 71 着物でカヌー体験をした 投稿者:ウエダテツヤ奄美大島には大きなマングローブ原生林があり、そこをカヌー体験で探索することができる。水面を滑るカヌーから見る風景はどことなく幻想的で潮の満ち引きによってはカヌーでしか入れない原生林の奥まで案内してもらえる。運が良ければ珍... 2022.05.17 男と着物 - 回想録 -
京の旬感 寄稿76 今年も葵祭が見られない・石楠花 寄稿者:橋本繁美今年も葵祭が見られない京都三大祭りのひとつ「葵祭」は、残念ながら行列、舞楽、神馬の引き回しは中止、社頭の儀のみ執り行われる。葵祭は、賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭。五月晴れのなか、あざやかな平安貴... 2022.05.13 京の旬感寄稿記事-ことばの遊園地-