男と着物 - 回想録 -

78 新たな着物の販売イベントたち2 販売イベント出店とその後

投稿者:ウエダテツヤ イベント、催事、展示会などというと基本的には一つの小売店主催で、販売員さんが付いてしっかり接客する販売会が多かった。そんな業界手法の一方で、着物を気軽に楽みたいという着物ファンの声を形にしようという動きも現れ始めていた...
お知らせ

大島つむぎコレクション 1300年の美の伝承

本場大島紬の製造者組合であります「鹿児島県本場大島紬協同組合連合会」主催の「大島つむぎコレクション」。同連合会は地球印で知られる「本場奄美大島紬協同組合」と旗印で知られる「本場大島紬織物協同組合」「藤絹商工協同組合」からなり、大島紬の産地が...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 蓮始開(はすはじめてひらく)

寄稿者:橋本繁美 小暑 次候 蓮の花が開き始めるころ。もともと蓮は、蓮の実が蜂の巣に似ていることから「はちす」と呼ばれ、それが変化して「はす」になったと聞く。泥のなかで育まれたとは思えないほど、美しく清らかな花を咲かす。まさに「泥より出でて...
奄美探訪記と大島紬

寄稿84 糊張りの体験

寄稿者:橋本繁美 かなり前に、大島紬の工程のひとつ「糊張り」を見せてもらったことがある。およそ50※1メートルに張り巡らせた糸に糊をつける作業だ。指の間を糸を通すことで4~5本※2の糸に糊づけができる。体験させてもらったが、素人にはなかなか...
枡屋儀兵衛 商品

夏大島とは?

伝統的工芸品 本場大島紬の中でも珍しい夏の大島紬。一体どのようなものなのか、簡単にご説明します。尚、当社製品の一例としてご承知おきください。(ここでは伝統的工芸品「本場大島紬」について記載します) 通常の本場大島紬との違い 組織は同じ 夏物...
Kimono Factory nono

作務衣ジャケット Lazy

「下はないのですか」と聞かれますが、はい、そうなのです、すみません。 もともと上下セットで着ることを考えずに、自由にシャツ・ジャケット感覚で使っていただきたい!(自分が使いたい!)と思って製品化したアイテムです。写真は私物の短パンとサンダル...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 温風至(あつかぜいたる)

寄稿者:橋本繁美 小暑 初候 あたたかい南風が吹くころ。温風と聞くと、どうしても暖房器具などの風を思い浮かべてしまうが、本来はあたたかい南風のことをさし、夏の季語にもなってある、その温風も、梅雨の時期にしたがって、呼び名が変わる。梅雨入りの...
男と着物 - 回想録 -

77 新たな着物の販売イベントたち1 Kimono Showcase

投稿者:ウエダテツヤ 価格と数量の駆け引きで、薄利多売。私が卸売市場を知った時の印象だ。これは伝統的工芸品、本場大島紬の卸売市場でも同じだった。当社でも2000年頃までは反物が山で行き交う売買が主流だった。物量の多さによって相場価格も存在し...
枡屋儀兵衛 商品

藍 麻の葉【10400039】

枡屋儀兵衛 本場大島紬 【藍 麻の葉】のご紹介です。 筆書きのかすれたような線で表現した麻の葉模様。カタスと呼ばれる絣配列を使っています。 拡大するとT字が並んでいるのがわかります。 深みのある藍色が美しい本品は、本藍、化学染料、泥染を使っ...
奄美探訪記と大島紬

寄稿83 泥染の発見

寄稿者:橋本繁美 えっ、奄美に続いて本州も梅雨明け。まだ6月というのに信じられない異常気象みたいだ。ま、天気の話はおいといて、前回に続き、泥染について以前、聞いたことを紹介しよう。 大島紬が誕生したのは江戸中期といわれている。テーチ木と称す...