旧暦のある暮らし

日本の七十二候 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

寄稿者:橋本繁美 大暑 次候 土が湿り、蒸し暑くなるころ。「溽暑 (じょくしょ)」とは、じっとりと蒸し暑いことを表わす。ここでいう草熱(くさむれ)とは、生い茂った草むらが、強い陽射しに照らされて放つ、むせかえるような熱気のこと。「草の息」と...
男と着物 - 回想録 -

80 煙管(きせる)を試して

投稿者:ウエダテツヤ 話は逸れるが、2018年の8月まで私は愛煙家だった。今でもタバコの煙は嫌いではないし、いつかまた喫煙したいなという思いが脳裏を過ぎるけれど、そもそも喉が弱い私は喫煙を復活する気になれず、それ以来禁煙中だ。 さて、タバコ...
Kimono Factory nono

ストレッチ足袋「dual」(デュアル)

新色を追加して販売中のストレッチ足袋dual。ストレッチでストレスが少ないのが特徴です。底をカラーにすることで汚れが目立ちにくく、吸水速乾で使いやすくなっています。カジュアル用です。 こちらの商品はスタッフから「足袋を作りたい!」という強い...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)

寄稿者:橋本繁美 大暑 初候 もっとも暑い期間とされる大暑のこの時期、花が終わると卵形の固い実がなるころをさす。一般でいう桐は4~5月の初めごろに、枝先に釣鐘型の薄紫色の花を咲かせる。古来、桐と青桐はよく混同されてきた。どちらも大きな葉を茂...
寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿86_2 扇(おうぎ)と団扇(うちわ)

寄稿者:橋本繁美 扇の語源は「あふぎ(あおぎ)」。扇ぐものの意。扇はもともと日本で作られたもので、それが中国へ渡って扇子と呼ばれ、その言葉がまた日本に伝わったそうだ。扇は中国にとどまらず、ヨーロッパにまで伝わった。扇は風を起こすためだけでは...
奄美探訪記と大島紬

寄稿86_1 沢山の手技と思いがこめられた大島紬

寄稿者:橋本繁美 大島紬は多くの人の手と長い時間をかけて生まれる。その工程は大きく分けると30といわれている。少し前に書いた整経、糊張りに続いて、絣締(かすりじめ)がある。図案に沿って紋様部分を固く織り込む作業で、一度目の織りともいわれる。...
男と着物 - 回想録 -

79 頭を過るけれど意地になって着ていたこと

投稿者:ウエダテツヤ 着物が着たい。そこが出発点の方が普通は多いと思う。着てみたい、出来るようになりたいという前向きな思考で素敵なことだと思う。一方私は(75 証明写真を着物にしたけれども)でも少し触れたが悔しくて意地でムキになって着ていた...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 鷹乃学習(たかすなわちわざをまなぶ)

寄稿者:橋本繁美 小暑 末候 ことし生まれた鷹の子が、飛び方を学ぶ時期。巣のなかで何度も羽ばたきを繰り返し、近くの枝に飛んで移ったりして、やがて独り立ちし、羽ばたいていく。鷹は高く飛ぶから「高(たか)」、猛き鳥だから「たけ→たか」、速く飛ぶ...
寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿85 夏は浴衣・ヒオウギ

寄稿者:橋本繁美 夏は浴衣(ゆかた) 猛暑が続くこの季節。ここはひとつ、浴衣を着て夏を楽しみたいもの。浴衣はおしゃれな夏のファッション・アイテムのひとつ。夏祭りや花火大会に限らず、着る人も、まわりの人にも、さわやかな魅力を引き出してくれる。...
枡屋儀兵衛 商品

華かすり夏402【10705402】

枡屋儀兵衛 本場大島紬 【華かすり夏402】のご紹介です。伝統的工芸品・絹100%です。 華かすり 華かすりとは枡屋儀兵衛オリジナルの絣。緯の絣を使ってシンプルな柄を織り上げています。綿密に柄構成が決められた経緯絣とは異なり、柄の飛び具合、...