男と着物 - 回想録 -

83 着物で自転車に乗る

投稿者:ウエダテツヤ学卒後に他府県へ出て7年後に京都に戻った。学卒までは実家に住んでいたけれど、一旦他府県に出て戻った時には実家から会社がバス通勤必須だったこともあって会社近くに住んでいた。近くと言えど徒歩で20分ほどだったので、毎日着物を...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 綿柎開 (わたのはなしべひらく)

寄稿者:橋本繁美処暑 初候綿を包む「柎(はなしべ)=花のがく)」が開き始めるころ。 綿は7~9月にかけて黄色い花を咲かせ、実をつけるが、その実はやがてはじけ、ふわふわとした白い綿毛が顔をのぞかせる。ちなみに綿は、植物としての呼び名は「わた」...
奄美探訪記と大島紬

寄稿90 印象的な濡羽色(ぬればいろ)

寄稿者:橋本繁美大島紬のあの黒はどうやって出すのだろう。艶やかなカラスの羽のような濡羽色はどのような工程で生まれるのか。大島紬に出会ったとき、不思議に思った。黒く艷やかな女性の髪の毛を形容する言葉として用いられてきた濡羽色が印象的だった。そ...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 蒙霧升降(ふかききりまとう)

寄稿者:橋本繁美立秋 末候蒙霧(もうむ)は、もうもうと立ち込める深い霧のことで、秋の深まりを感じるころ。霧は地表や水面の近くで水蒸気が非常に細かい水滴となって漂う現象、特に盆地で発生しやすい。古代の人々は、ため息が霧になると思っていたのか、...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 寒蟬鳴(ひぐらしなく)

寄稿者:橋本繁美立秋 次候夏の終わりを告げるかのように、寒蟬が鳴くころ。日が暮れてから鳴くところから「ひぐらし」という名がついた。日暮れだけでなく、早朝や曇った日にも鳴くが、明るい日中は鳴かない。「かなかな」と高く澄んだ鳴き声は、過ぎ行く夏...
京の旬感

寄稿89 織姫社七夕祭に「棒振り囃子」奉納・秋の七草

寄稿者:橋本繁美織姫社七夕祭に「棒振り囃子」奉納8月7日(日)18時半、今宮神社(京都市北区紫野)において、織姫社七夕祭が斎行された。これは西陣の業祖神である織姫大臣に感謝を捧げる祭りで、織姫の神と西陣の人々がひとつになって西陣を作り上げて...
男と着物 - 回想録 -

82 着物を掛けっぱなしにしたい私2

投稿者:ウエダテツヤ長押ありきのライフスタイルが出来つつあった2015年、引っ越すことになった(前回記事参照)。引っ越し先となる分譲住宅。建てる前に提案された間取りを見ると和室がなかった。必要があったのかはわからないけれど、《着物→和→和室...
Kimono Factory nono

夏の麻八寸名古屋帯「moon」

織の麻八寸。雲の漂う空にぼんやりと浮かぶ三日月をイメージしてデザインしました。個人的なことではありますが、天体が好きで(詳しくはないのですが)小さい頃は天体観測を自由研究にしてみたり、今も宇宙のドキュメントなんかにワクワクします。光り輝くそ...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 涼風至 (すずかぜいたる)

寄稿者:橋本繁美立秋 初候立秋となり、涼しい風が吹きはじめるころ。まだまだ残暑は厳しいものの、夕暮れになればどことなく涼しげな風が吹き、草むらから虫たちの音色が聞こえはじめる。さわやかな秋の訪れ、季節の移ろいが感じられるようになってくる。夏...
奄美探訪記と大島紬

寄稿88 精緻な絣。技の出会う瞬間。

寄稿者:橋本繁美 編集:枡儀前回記事はこちら織工はまず「立て付け」という、機(はた)にタテ糸をセットする作業をおこなう。この作業は立て付け専門の職人が行うこともある。千切に巻いたタテ地糸と、板巻きしたタテ絣糸を図案に合わせて配列する。これら...