寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿95 「気づく」ことの大切さ

寄稿者:橋本繁美 人は、素晴らしいものに出会ったとき、未知の体験をしたとき、人間の脳は感動を覚える。それは本能的にもっているものといわれている。たとえば、本を読む、映画を観る、音楽を聴く、美味しいものに出会う、四季の自然の素晴らしさに触れる...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)

寄稿者:橋本繁美 秋分 初候 雷が鳴り響かなくなるころ。雷といえば夏のイメージが強い。夏は入道雲ができやすく、雷は入道雲のなかで電流が流れるために起こる現象だそうだ。古代の人たちは、雷を天の神様が怒っていると思ったのか、神様が太鼓を鳴らして...
男と着物 - 回想録 -

87 義務感で着物を着る限界

投稿者:ウエダテツヤ 毎日のように着物を着て何年か経つと、徐々にそれは私にとっての普通になった。もちろん良い意味で習慣、日常のライフスタイルとして獲得したのかもしれないけれど、それよりも「刺激が感じられない」という良くない意味合いが大きかっ...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 玄鳥去(つばめさる)

寄稿者:橋本繁美 白露 末候 春にやってきた燕たちが、南の国へ帰るころ。七十二候では、春の「玄鳥至」と秋の「玄鳥去」は対になっている。燕は気温に関係なく、日照時間の長さを感知して渡りを開始するといわれる。燕の生態は面白く、毎年ほぼ2回子育て...
京の旬感

寄稿94 きものが映える京の地

寄稿者:橋本繁美 この夏、一澤帆布のかばんで有名な「信三郎帆布」さんと公益財団法人綾傘鉾保存会がタイアップして、綾傘鉾オリジナルかばんを作った。限定50個という超レアもの。その販売促進用にCM撮りを先日おこなった。きもの姿がよく似合う元舞妓...
男と着物 - 回想録 -

86 袴とシャツ

投稿者:ウエダテツヤ 2013年頃には様々なメーカーが台頭しつつあり、面白い発想のものがあった。10年近く経った今も続くものもあれば、既に事業転換され今はないものもあるけれど、少なくともその多くがそれまでの窮屈さから一気に解放されるような熱...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 鶺鴒鳴(せきれいなく)

寄稿者:橋本繁美 白露 次候 鶺鴒が鳴き始めるころ。鶺鴒は雀より少し大きく、背の色が黒くほっそりした鳥で、尾が長いのが特徴。「チチッチチッ」と鈴のように高い声を放ちながら、秋の澄み渡った空をさわやかに飛びかう。『古事記』では日本神話の伊弉諾...
寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿93-s 鬼に角がない

寄稿者:橋本繁美 編集:枡儀 「鬼に金棒」は頑強な肉体を持った強い存在として、「鬼の目にも涙」「渡る世間に鬼はない」は情け容赦のない性格の意。「鬼が笑う」「鬼の念仏」「疑心暗鬼」「神出鬼没」など、鬼がつくことわざは沢山ある。先日、古文書に「...
枡儀のいろは

寄稿93 J.DREESからのDNA

寄稿者:橋本繁美 編集:枡儀 ずいぶん昔の話だが、私が広告の世界に飛び込んだ頃といえば、室町関係は元気だった。(室町=着物の流通。市場付近を中心とした室町通一体に着物の流通が集中していた。)販売促進、広告宣伝費に多額の予算をかけて豪華なパン...
旧暦のある暮らし

日本の七十二候 草露白(くさのつゆしろし)

寄稿者:橋本繁美 白露 初候 野の草に降りた朝露が白く輝くように見えるころ。大気が冷え、草の葉先にできる玉のことを「白露」という。空気が澄んで、月が美しく見える季節。露は「月の雫」とも呼ばれ、秋の季語にもなっている。秋の訪れをいつくしむよう...