京を歩く

寄稿117 新京極へ遊びに行こうか。 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美かつては、大阪の千日前、東京の浅草と並んで、日本の三大盛り場のひとつに数えられたという新京極。もともとは誓願寺や金蓮寺(こんれんじ)の門前町で、明治になって京都に活気を取り戻す構想によって繁華街となった。新京極といえば大群衆...
Kimono Factory nono

【デザインを考える】帯留 Sine(サイン)

いくつかある帯留の中で、今回はSine(サイン)について。結構頑張って設計しました!ボルトのような形からどんな形にしようかと考えますが、そう簡単には思いつきません。そんな時には身近なものを見て考えます。時にはどこかの門だったり、お店の装飾だ...
日本の色を愉しむ

水色・水縹(みずいろ・みはなだ)/薄紅赤(うすべにあか)

寄稿者:橋本繁美水色・水縹(みずいろ・みはなだ)雪解け水、やわらかな春雨、陽光を反射する海。春は美しい水で満ちあふれている。古くから親しまれた色で、清冽でさわやかな印象がある。『万葉集』巻十六に「水縹の絹の帯を 引帯なす」という一節があり、...
京を歩く

寄稿116 京都最大のアーケード街 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美堀川三条から千本三条まで西へのびる三条会商店街は、京都最大の長さを誇るアーケード街(365日晴れの街)。東西800mにもおよぶ商店街内には衣食住関係の約180店舗が連なる。小雪が舞うなか、歩きはじめると火曜日だけに定休日の店...
枡屋儀兵衛 商品

華かすり559【10700559】

枡屋儀兵衛 本場大島紬 【華かすり559】のご紹介です。伝統的工芸品・絹100%です。3色に色分けした経糸経無地糸が白、ブルーグレー、グレーの三色に色分けして配列しています。お仕立ての方法(生地の置き方)で表情が変わるところも楽しみの一つ。...
京を歩く

寄稿115 古い西洋建築が残る三条界隈 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美三条烏丸のみずほ銀行から西に向かうと、1555年の創業以来、美を創造し続けてきた千總本店がある。ギャラリーは、千總の所蔵する作品の数々をはじめ、伝統と創造、工芸の未来といった美が展示されている。その敷地には三条烏丸御所跡の石...
日本の色を愉しむ

今様色(いまよういろ)/鶯色(うぐいすいろ)

寄稿者:橋本繁美今様色(いまよういろ)今様色とは「当世流行の色」という意味で、平安時代に流行した色のこと。当時の貴族にも愛好された元祖トレンドカラー。紅花染めによる紫みの強い赤色。『源氏物語』に光源氏が最愛の妻、紫の上に贈る衣装を選ぶ場面で...
Kimono Factory nono

大島紬の財布。どっちにする?【長財布】

当社サイトで現在販売している様々な財布。今回はその中から2種類の長財布をピックアップしてご紹介します。1 L字ファスナー財布特徴革小物屋の東屋さんに製作していただいた財布。実は私も使っております。全体は革メイン、アクセントに大島紬を使ってい...
京を歩く

寄稿114 古い西洋建築が残る三条界隈 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美若い頃は、三条通はあまり歩かなかった。いや、その魅力を知らなかったからだろう。新京極や寺町京極の突き当りが三条通だ。昭和63年(1968)10月、三条通高倉に京都府文化博物館(文博)ができた。私の師匠、今西慧(コピーライター...
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東雲色(しののめいろ)/桃色(ももいろ)

寄稿者:橋本繁美東雲色(しののめいろ)春はあけぼの やうやう白くなりゆく山際 少し明かりて 紫だちたる雲の細くたなびきたる  『枕草子』清少納言春は夜がほのぼのと明けようとする頃がよい。日が昇るにつれ、だんだんと白んでいく、山際の辺りがいく...