日本の色を愉しむ

山吹色(やまぶきいろ)/躑躅色(つつじいろ)

寄稿者:橋本繁美 山吹色(やまぶきいろ) 目にもまぶしい鮮やかな赤みを帯びた黄色。桜が終わる晩春に咲くバラ科の低木、山吹の花の色で、平安時代から明るい黄色に使われる伝統色名。その姿は、のどかな春から生命の躍動する夏へ、季節の移ろいを体現して...
Kimono Factory nono

角帯型ベルト ING(イング)

角帯のかわりに使えるベルトのご紹介です。 角帯好きを通り越して 角帯の結び方をあれやこれやと研究したこともあった私。参考:40 「腑に落ちる」探し その後色々あって(省略しますがご興味あれば男と着物-回想録-を)辿り着いたのが93 角帯ベル...
日本の色を愉しむ

菜の花色(なのはないろ)/萌黄(もえぎ)

寄稿者:橋本繁美 菜の花色(なのはないろ) 春の訪れに欠かせない菜の花。ほんの少し明るい緑が入った鮮やかな黄色。もとは菜種(なたね)色と呼ばれた花の色。菜種(油菜)は種から油らを採取するために栽培され、食用油のほか工業用に用いられた。黄色く...
京を歩く

寄稿122 高瀬川と木屋町通 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 静かなせせらぎの音を立てながら流れる高瀬川。その川べりの桜たちが花のトンネルをつくり華やぐ木屋町通。ここは慶長16年(1611)、角倉了以によって計画され、長い歳月をかけて開通した高瀬川は京と大坂を結ぶ運河だった。その出発...
寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿122-s 「心が動くまま、感じた形を描いた」

寄稿者:橋本繁美 4月4日から京都市京セラ美術館(市美)で「日本画・石本正(いしもとしょう)」生誕100年回顧展が開かれている。数年前に中信美術館で展覧会があって喜んで足を運んで、浜田市立石正美術館(島根県)に行きたいと思いつつ、コロナで断...
枡屋儀兵衛 商品

藍 アラベスク【10400024】

枡屋儀兵衛 本場大島紬 【藍 アラベスク】のご紹介です。伝統的工芸品・絹100%です。 細やかな柄の横段模様 細かい模様を横段に配したデザインは7マルキカタスと呼ばれる絣配列で表現しています。 本藍と化学染料と泥染 深みのある藍色が美しい本...
日本の色を愉しむ

蘇芳香(すおうこう)/一斤染(いっこんぞめ)

寄稿者:橋本繁美 蘇芳香(すおうこう) 蘇芳香とは、ややくすみ気味の紅みの褐色をいう。蘇芳とは、染料となる植物の名前でマメ科の植物で、中国から日本に入ってきたのは8世紀以前といわれる。「香」の名前がつくように香りのよい丁子(ちょうじ)で染め...
京を歩く

寄稿121 細い路地がたまらない先斗町 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 先斗町(ぽんとちょう)は、鴨川と木屋町通の間にある京都を代表する花街のひとつ。南北に約500メートル、道幅は2メートルにも満たない先斗町通。千鳥マークのちょうちんが揺れる細い道の両脇に、芸舞妓さんたちの稽古場や茶屋、割烹な...
Kimono Factory nono

袴パンツ R33

袴のような形のパンツに新素材が登場「袴パンツ R33」のご紹介です きっかけはもちろん袴だけれど 袴が好きな私はいわゆる「着物+袴」という定番から飛び出して「作務衣+袴」や「シャツ+袴」、夏は「Tシャツ襦袢と袴」など、言ってしまえば好き勝手...
京を歩く

寄稿120 八坂塔への参道 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 うららかな春の陽気に誘われて、東山の大和大路通へ。元新道小学校の横にあった「宮川町歌舞練場」は建て替えのため、姿を消していた。そこは毎年、祇園祭の日和神楽でお世話になっているだけに2025年夏頃の完成が待ち遠しい。NTT都...