日本の色を愉しむ

桜鼠(さくらねずみ)/小豆色(あずきいろ)

寄稿者:橋本繁美 桜鼠(さくらねずみ) 京都市内の桜も少しずつ咲き始めた。春は桜三月、咲けば咲いたで雨や風といった天気がきになる。さて、桜鼠とは、淡い紅色が灰色あるいは灰色みをおび、わずかにくすんだ薄い桜色のことをいう。いわゆる墨染(すみぞ...
枡屋儀兵衛 商品

島かすり【11200041】

枡屋儀兵衛 本場大島紬 【島かすり】のご紹介です。伝統的工芸品・絹100%です。 濃淡紫の縞 濃淡に染め分けた紫の経糸による縞。ストライプの印象をやわらかにした優しい縞柄です。 緯のかすり 緯の絣を紫の経糸に乗せて柄を作っています。大き目の...
日本の色を愉しむ

桜色(さくらいろ)/灰桜色(はいざくらいろ)

寄稿者:橋本繁美 桜色(さくらいろ) 日本人にこよなく愛される桜。桜色とは桜の花のような淡い紅色。紅染でもっとも淡い色。『万葉集』には奈良時代の花見は梅だったが、『古今和歌集』では平安時代に花といえば桜を指すようになった。日本人にとって桜は...
京を歩く

寄稿119 春を呼ぶ花見小路 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 以前にも少し触れたが、古きよき花街の情緒を色濃く漂わす祇園町。四条通に面した赤壁の建物、老舗お茶屋「一力亭」の角を曲がると、石畳に古い町家造りの店が並び景色は一変する。祇園花街の看板通りの花見小路。北は三条通から南は安井北...
Kimono Factory nono

羽織ジャケット mind(マインド)

羽織を新感覚でアレンジした「羽織ジャケット mind」のご紹介です 軽やか単衣 薄手のカーディガンの様に軽やかに着られる羽織物が欲しいなと思い、羽織の形を変形してみようと考え始めたのがきっかけでした。真冬というよりは春秋がベストな単衣になっ...
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柳色(やなぎいろ)/青柳(あおやぎ)

寄稿者:橋本繁美 柳色(やなぎいろ) 見渡せば 柳桜をこきまぜて都ぞ春の 錦なりける 古今和歌集 都の春の景色を美しい絹織物、錦であると詠んだ素性法師の歌。黄緑色の明るい柳色は桜色とともに、日本の春を代表する色。青柳、柳緑(りゅうろく)、薄...
京を歩く

寄稿118 歴史漂う寺町通 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 かつては四条寺町にある藤井大丸を過ぎると、高辻くらいまでは電化製品を扱う店がずらりと並んでいた。最後まで頑張っていたタニヤマ無線もエディオンになって今ではそのイメージは消えてしまった。若い頃はオーディオやスピーカーや部品を...
枡屋儀兵衛 商品

一元9マルキ菱華紋【10200021】

枡屋儀兵衛 本場大島紬 【一元9マルキ菱華紋】のご紹介です。伝統的工芸品・絹100%です。 菱華紋 文字通り菱の中に花の文様が描かれています。龍郷柄をアレンジしたような細やかな紋様が敷き詰められた大島紬です。 一元絣・泥染 当社製品でも現在...
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桃紅色(とうこうしょく)/長春色(ちょうしゅんいろ)

寄稿者:橋本繁美 桃紅色(とうこうしょく) 桃の花といえば、女の子のための「桃の節句」。別名「上巳(じょうし)の節句」。上巳とは最初の巳の日のことで、災厄に見舞われやすいとされ、平安貴族たちは自分の穢れや災いを紙人形にうつし、川や海に流して...
京を歩く

寄稿117 新京極へ遊びに行こうか。 / 京を歩く

寄稿者:橋本繁美 かつては、大阪の千日前、東京の浅草と並んで、日本の三大盛り場のひとつに数えられたという新京極。もともとは誓願寺や金蓮寺(こんれんじ)の門前町で、明治になって京都に活気を取り戻す構想によって繁華街となった。新京極といえば大群...