寄稿者:橋本繁美
この夏は2年ぶりに京のまちに山鉾が建った。すべての山鉾ではないが、四条通の長刀鉾をはじめ、綾小路には綾傘鉾など、駒形提灯とともに姿をあらわすと、京に夏が来たことを強く感じさせてくれる。14日から始まった宵山、夕方には地元放送局KBS京都テレビが「棒振り囃子」をメインに、綾傘鉾の生中継があった。同時に、綾傘鉾広報の奥山裕之氏による初の生中継がおこなわれた。通称局名「綾BS」。本格的な放送機材を持ち込んでプロならではの迫力ある映像と臨場感あふれる音が、善長寺町からネット配信された。当日は朝10時半頃に激しい雨に見舞われたが、16時から始まったリハーサル時には怪しい雲はどこかへ行き、まさしくハレの舞台となった。