投稿者:ウエダテツヤ
小売店の研修で着物の着方は教えてくれたし、帯の結び方も知ったけれど、袴のことは何も知らない。そんな私が袴の着用方法を学んだのは何を隠そう 「銀座もとじの男のきもの (別冊家庭画報)」を読んだことによる。
2006年、着物小売店を退職し大島紬の製造を学ぶべく奄美大島に移住していたのだが、本場縞大島の袴を当社規格で作っていると聞き「それなら自分の袴を作りたいな」と思った、ちょうどその頃だったと思う。その本を手に入れた。
それまでは働いていた小売店のノウハウだけだったが、改めて本を読んでみるとなかなか面白い。ふむふむと思っていると袴の着付けページがあるじゃないか。
残念ながら何故かはわからないが「袴を買った(手に入れた)記憶」が全くなく、とにかく本を読みながら袴の練習をしたことだけを覚えている。自分が着るために初めて読んだ着物の本だった。
印象に残っているのはとてもわかり易かったからだ。誰も教えてくれる人が周りにはいなかったので、本を読んでやってみたのだけれど、詳しく載っていてちゃんと出来た。ちなみに自宅でも当社でも未だにこの本を所持している。(投稿時点)
最近では動画などもあるのだろう。この本にもDVDが付属していたが、当時デッキがなかったこともあり、見ていない…。
ちょっと本のお薦めみたいな投稿になってしまったが、とにかく私にとってこの本は大変ありがたい一冊だったのである。