寄稿者:橋本繁美
紅柿色(べにがきいろ)
色づいた紅葉も葉を落とし、寒そうに木の枝や幹だけとなる頃。そこに赤い実、木守柿がぽつんとひとつ。鳥への細やかな捧げものなのか 。柿は実りの秋を象徴する色として、昔から私たち日本人の生活に根付いてきた。特に、熟した柿の赤みの色は美しい。
C0 M80Y70 K20
橙色(だいだいいろ)
鮮やかな黄赤色。橙の実は冬になると黄色く色づくが、成熟しても木から落ちることがなく、翌年の夏にはまた緑色を帯びることから「代々栄える」と縁起を担いで正月の飾りとなったとか。蜜柑色と同じ色相で、安心感をもたらす暖色。
C0 M63 Y100 K0