寄稿記事-ことばの遊園地-

奄美探訪記と大島紬

寄稿10 奄美探訪記と大島紬 7-4 一村 写生帖に残された俳句

寄稿者:橋本繁美 一村が感じた奄美の自然を詠んだ俳句が、『日本のゴーギャン 田中一村伝』(編者:南日本新聞社、発行:小学館文庫)に掲載されているので、引用して紹介させていただきます。 写生帖にはまた、いくつかの俳句が書きとめてあった。やはり...
奄美探訪記と大島紬

寄稿9 奄美探訪記と大島紬 7-3 奄美に生きた一村。(2)

寄稿者:橋本繁美 画家・田中一村がこよなく愛した奄美の自然。彼が描いたアダン、カジュマル、クワズイモなど、亜熱帯特有の植物や原色の熱帯魚等、奄美の自然は見るものを圧倒してやまない。一気に田中一村のファンになってしまったのは私だけではないと思...
旧暦のある暮らし

二十四節気 小寒(しょうかん) 新暦1月5日頃

寄稿者:橋本繁美 この日から「寒の入り」。寒さが厳しい時期ですが、新年を迎えた喜びと、まっさらな心でスタートをきったばかり。何事もはじまりが肝心といいます。身も心も引き締めていきましょう。ますます寒くなりますので、お体にはどうぞお気をつけく...
寄稿記事-ことばの遊園地-

寄稿9_s 謹賀新年 -ことばの遊園地-

寄稿者:橋本繁美 本年もどうかよろしくお願いします。 ものみな 新たに 清々しい 一陽来復の初春。瑞祥の日の丸、鶴亀、松竹梅、金銀、紅白と年のはじめを寿ぐ意味で、晴れやかで、おめでたいものづくし。日本人にとって、元旦には特別な意味があります...
奄美探訪記と大島紬

寄稿8 奄美探訪記と大島紬 7-2 奄美に生きた一村。(1)

寄稿者:橋本繁美 珊瑚の破片でできた白い砂浜と、エメラルドグリーンに染まる海の色。砂浜に群生するアダンの鋭い葉とパイナップルのように赤黄色く熟す大きな実。力強く広がるソテツの葉。生命力あふれるパパイヤ。白く優しいハマユウやユリの花。そこに訪...
奄美探訪記と大島紬

寄稿7 奄美探訪記と大島紬 7-1 奄美を描いた画家、田中一村。

寄稿者:橋本繁美 あやまる岬で大パノラマを堪能した後は、近くにある奄美パークへ向かう。そこには、田中一村記念美術館がある。恥ずかしい話、奄美大島に来るまで、日本画家・田中一村を知らなかった。日本の、いや世界のグラフィックデザイナーの巨匠・田...
旧暦のある暮らし

二十四節気 冬至(とうじ) 新暦12月22日頃

寄稿者:橋本繁美 太陽の高さが最も低くなり、昼の時間が一年でいちばん短く、夜が長い頃。この日を境に、日脚が伸びていきますが、寒さは厳しさを増します。昔からこの時期は、冬至かぼちゃ、柚子湯などで、厄払いや無病息災を願う風習があります。年の暮れ...
奄美探訪記と大島紬

寄稿6 奄美探訪記と大島紬 6 大パノラマ、あやまる岬。

寄稿者:橋本繁美 空港から北へ15分ほどで笠利に着いた。といえば、誤解を招きそう。空の玄関口、奄美空港も笠利町にある。目的地、あやまる岬に到着。ここは奄美大島を代表する景勝地。クルマから降りて、遊歩道の小高い丘を登って行くと、目の前に広がる...
奄美探訪記と大島紬

寄稿5 奄美探訪記と大島紬 5 空から見た奄美大島。

寄稿者:橋本繁美 奄美大島に行くたびに思うのが、透き通った海の美しさだ。それは飛行機が奄美空港に近づいただけでわかる。着陸態勢に入る空の上から見える珊瑚礁の明るい海に、波が島に寄せては返し、やさしく砕ける波の白さがきれいに並んでは消える。ま...
旧暦のある暮らし

二十四節気 大雪(たいせつ) 新暦12月7日頃

寄稿者:橋本繁美 山の峰々は雪をかぶり、いよいよ平地にも本格的に雪が降りだす頃。降雪地方では、雪の重みで枝が折れないように雪吊りされた樹々にも雪化粧。日に日に寒さが増し、体をちくちく刺すような冷気に、耳たぶと鼻のあたまも自然と赤くなる本格的...