旧暦のある暮らし 日本の七十二候 乃東枯(なつかれくさかるる) 寄稿者:橋本繁美夏至 初候「乃東(だいとう」とは「夏枯草(なつかれくさ・かこそう)」のこと。夏枯草は「靭草(うつぼぐさ)」の異称といわれる。むかし、武士が矢を入れるのに使った道具「靭」に似た花穂をつけるため靭草と呼ばれるようになったと聞く。... 2022.06.20 寄稿記事-ことばの遊園地-旧暦のある暮らし
寄稿記事-ことばの遊園地- 寄稿81 秋田県立美術館へ 寄稿者:橋本繁美梅雨入り前に、秋田へ行ってきた。長引くコロナ禍でようやく実現できた現地取材のために。わざわざ空港までお迎えに来てもらい、恐縮しながらのスタートだった。さて、仕事の話はおいておき、宿泊先の目の前には秋田県立美術館があった。建築... 2022.06.17 寄稿記事-ことばの遊園地-
旧暦のある暮らし 日本の七十二候 梅子黄(うめのみきばむ) 寄稿者:橋本繁美芒種 末候梅の実が熟して色づくころ。早春を告げる梅の花、『万葉集』では桜よりずっと多く詠まれている。それだけ日本人に愛されてきた花と言える。現在では食用としての実梅と、花を鑑賞するための花梅に分けられ、多くの品種があるそうだ... 2022.06.13 寄稿記事-ことばの遊園地-旧暦のある暮らし
旧暦のある暮らし 日本の七十二候 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる) 寄稿者:橋本繁美芒種 次候蛍が光り出すころ。朽草(くちくさ)とは蛍の異名をさす。最近、なかなか観ることが難しくなった蛍。短い命を燃やしながら舞い飛ぶ姿は、しばしば恋の思いを重ねて歌に詠まれてきた。恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす... 2022.06.10 寄稿記事-ことばの遊園地-旧暦のある暮らし
寄稿記事-ことばの遊園地- 寄稿80 入梅・時の記念日 寄稿者:橋本繁美入梅(にゅうばい)入梅とは、梅雨に入ること。梅雨入りのことを「栗花落(ついり)」とも。しとしと降る雨によって、栗の木がみごとに花が咲き散ることから、この字をあてたといわれる。ところで、みなさんは栗の花をご存じだろうか。機会が... 2022.06.10 寄稿記事-ことばの遊園地-
旧暦のある暮らし 日本の七十二候 蟷螂生(かまきりしょうず) 寄稿者:橋本繁美芒種 初候細長い体に鎌のような独特の前脚、逆三角の頭。そんな蟷螂が出てくる時期。蟷螂が獲物を狙う動作は、後脚で体を支え、前脚を合わせて、まるで神に祈りを捧げているように見える動作はとてもユニーク。そんなところから、「おがみ虫... 2022.06.03 寄稿記事-ことばの遊園地-旧暦のある暮らし
寄稿記事-ことばの遊園地- 寄稿79 紫陽花(あじさい) 寄稿者:橋本繁美奄美の方では、もう少しで梅雨明けとなる頃、近畿地方はそろそろ梅雨を迎える。雨が恋しいように思える紫陽花の花が庭先で色鮮やかに咲き始めている。紫陽花の語源はさまざまだが、青い花が集まって咲くという意味の「集真藍(あずさあい)」... 2022.06.03 寄稿記事-ことばの遊園地-
旧暦のある暮らし 日本の七十二候 麦秋至(むぎのときいたる) 寄稿者:橋本繁美小満 末候麦の穂が黄金に揺れて実る。麦が熟す時期を「麦秋」、または「麦の秋」という。ここでいう秋は実りのときの意。かつては、あちこちで見られた麦秋も珍しい風景となってしまった。幼少のころ、学校帰りに麦畑のなかに入り、黒くなっ... 2022.05.30 寄稿記事-ことばの遊園地-旧暦のある暮らし
寄稿記事-ことばの遊園地- 寄稿78 美人たちとの再会・麦色 寄稿者:橋本繁美美人たちとの再会先週末、福井県立美術館に行ってきた。現在、開かれている日本画の美人画展を観るために、久しぶりにサンダーバードに乗って出かけてみた。その日の目的は、美人画にちなんだ題目で、なんと落語三席が聴けるというのが、もう... 2022.05.27 寄稿記事-ことばの遊園地-
旧暦のある暮らし 日本の七十二候 紅花栄(べにばなさかう) 寄稿者:橋本繁美小満 次候紅花が盛んに咲く時期。咲き始めは黄色だが、次第に赤みを増していく。紅花といえば、最近では良質の食用油かもしれないが、この花から紅色の染料、口紅、頬紅など化粧品のもとになったといわれる。「紅(くれない)」という言葉は... 2022.05.25 寄稿記事-ことばの遊園地-旧暦のある暮らし