旧暦のある暮らし 日本の七十二候 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) 寄稿者:橋本繁美大暑 初候もっとも暑い期間とされる大暑のこの時期、花が終わると卵形の固い実がなるころをさす。一般でいう桐は4~5月の初めごろに、枝先に釣鐘型の薄紫色の花を咲かせる。古来、桐と青桐はよく混同されてきた。どちらも大きな葉を茂らせ... 2022.07.22 寄稿記事-ことばの遊園地-旧暦のある暮らし
寄稿記事-ことばの遊園地- 寄稿85 夏は浴衣・ヒオウギ 寄稿者:橋本繁美夏は浴衣(ゆかた)猛暑が続くこの季節。ここはひとつ、浴衣を着て夏を楽しみたいもの。浴衣はおしゃれな夏のファッション・アイテムのひとつ。夏祭りや花火大会に限らず、着る人も、まわりの人にも、さわやかな魅力を引き出してくれる。素肌... 2022.07.15 寄稿記事-ことばの遊園地-
旧暦のある暮らし 日本の七十二候 鷹乃学習(たかすなわちわざをまなぶ) 寄稿者:橋本繁美小暑 末候ことし生まれた鷹の子が、飛び方を学ぶ時期。巣のなかで何度も羽ばたきを繰り返し、近くの枝に飛んで移ったりして、やがて独り立ちし、羽ばたいていく。鷹は高く飛ぶから「高(たか)」、猛き鳥だから「たけ→たか」、速く飛ぶこと... 2022.07.15 寄稿記事-ことばの遊園地-旧暦のある暮らし
旧暦のある暮らし 日本の七十二候 蓮始開(はすはじめてひらく) 寄稿者:橋本繁美小暑 次候蓮の花が開き始めるころ。もともと蓮は、蓮の実が蜂の巣に似ていることから「はちす」と呼ばれ、それが変化して「はす」になったと聞く。泥のなかで育まれたとは思えないほど、美しく清らかな花を咲かす。まさに「泥より出でて泥に... 2022.07.11 寄稿記事-ことばの遊園地-旧暦のある暮らし
奄美探訪記と大島紬 寄稿84 糊張りの体験 寄稿者:橋本繁美かなり前に、大島紬の工程のひとつ「糊張り」を見せてもらったことがある。およそ50※1メートルに張り巡らせた糸に糊をつける作業だ。指の間を糸を通すことで4~5本※2の糸に糊づけができる。体験させてもらったが、素人にはなかなか難... 2022.07.08 奄美探訪記と大島紬寄稿記事-ことばの遊園地-
旧暦のある暮らし 日本の七十二候 温風至(あつかぜいたる) 寄稿者:橋本繁美小暑 初候あたたかい南風が吹くころ。温風と聞くと、どうしても暖房器具などの風を思い浮かべてしまうが、本来はあたたかい南風のことをさし、夏の季語にもなってある、その温風も、梅雨の時期にしたがって、呼び名が変わる。梅雨入りのころ... 2022.07.05 寄稿記事-ことばの遊園地-旧暦のある暮らし
奄美探訪記と大島紬 寄稿83 泥染の発見 寄稿者:橋本繁美えっ、奄美に続いて本州も梅雨明け。まだ6月というのに信じられない異常気象みたいだ。ま、天気の話はおいといて、前回に続き、泥染について以前、聞いたことを紹介しよう。大島紬が誕生したのは江戸中期といわれている。テーチ木と称する植... 2022.07.01 奄美探訪記と大島紬寄稿記事-ことばの遊園地-
旧暦のある暮らし 日本の七十二候 半夏生(はんげしょう) 寄稿者:橋本繁美夏至 末候半夏生は七十二候のなかの雑節の一つ。ここでいう「半夏生」は、サトイモ科の烏柄杓(からすびしゃく)のこと。細長い袋のような花は、小さな小さな柄杓のようで、鳥が使う柄杓ということからこの名がついたとか。この時期にドクダ... 2022.06.30 寄稿記事-ことばの遊園地-旧暦のある暮らし
奄美探訪記と大島紬 寄稿82 大島紬といえば泥染め 寄稿者:橋本繁美奄美大島は、梅雨が明けたという。京都はまだ梅雨入りしたばかり。おそらく梅雨が明けるのは7月17日の祇園祭前祭(さきまつり)山鉾巡行が終わる頃だろう。といっても、連日、雨が降っているわけではない。どんよりとした空模様で、湿度も... 2022.06.24 奄美探訪記と大島紬寄稿記事-ことばの遊園地-
旧暦のある暮らし 日本の七十二候 菖蒲華(あやめはなさく) 寄稿者:橋本繁美夏至 次候その名のとおり、菖蒲が咲くころ。ことわざに優れたもの同士をたとえる表現として「いずれ菖蒲か杜若(かきつばた)」がある。どちらも素晴らしくて選択に迷うことだが、菖蒲も杜若も比べられないほど美しく、花もよく似ている。菖... 2022.06.24 寄稿記事-ことばの遊園地-旧暦のある暮らし