日本の色を愉しむ

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鬱金色(うこんいろ)/蜜柑色(みかんいろ)

寄稿者:橋本繁美鬱金色(うこんいろ)鬱金は、薬用とか、食用の沢庵漬けやカレー粉の着色にも用いられている。鬱金色は熱帯アジア産のショウガ科の鬱金の根によって染められた赤みを帯びた黄色。鬱金が日本に伝わったのは奈良時代だが、色として注目を浴びる...
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琥珀色(こはくいろ)/常盤色(ときわいろ)

寄稿者:橋本繁美琥珀色(こはくいろ)琥珀色といえば、ウイスキーのコピー表現のイメージ。グラスに注がれたロック、それともストレート。秋の夜長にうってつけのおとも。本来の意味は、太古の樹脂が化石なったもので、透明感のある黄褐色をさし、古代では「...
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紅柿色(べにがきいろ)/橙色(だいだいいろ)

寄稿者:橋本繁美紅柿色(べにがきいろ)色づいた紅葉も葉を落とし、寒そうに木の枝や幹だけとなる頃。そこに赤い実、木守柿がぽつんとひとつ。鳥への細やかな捧げものなのか 。柿は実りの秋を象徴する色として、昔から私たち日本人の生活に根付いてきた。特...
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紅葉色(もみじいろ)/朽葉色(くちばいろ)

寄稿者:橋本繁美紅葉色(紅葉色)秋を象徴する紅葉した楓の色。紅葉(もみじ)という言葉は秋に草木の葉が色づくことを意味し、特定の樹木を指さないが、みごとに紅葉する楓が多かったため平安時代になると紅葉と表わすようになったといわれる。『万葉集』で...