寄稿者:橋本繁美
向日葵色(ひまわりいろ)
代表的な夏の花、ヒマワリの花のようなあざやかな黄色。19世紀後半に登場した化学染料により、あざやかな発色が可能になったため生まれた比較的新しい伝統色。とくに黄色や緑色には新たな色が多数誕生し、流行したといわれる。太陽の花と呼ばれるヒマワリもそのひとつで、キク科の一年草で、青空がよく似合う、明るいイメージで元気がもらえる花。花言葉は「憧れ」「あなただけを見つめる」ただし色によって異なる。
C0 M25 Y100 K0
月白(げっぱく)
月の光を思わせるような淡い青味を含んだ白。月は高いほど白く、低いほど黄色く見える。湿度が低くなって空気が澄みわたる、そんな秋はもっとも月が美しく映える。色名を「つきしろ」と読むと、月が東の空に昇るとき空が明るく白んでいく様子をさす。特に十五夜を待ち焦がれる思いを表現している。「月代」とも書く。
C2 M1 Y0 K4