Gritterという当社オリジナルの綿着物。これまで様々なデザインで商品化してきましたがいずれもやっぱり思うことがあります。そんな中から今回はスライドという柄について。
ジャカード織ならでは
縞や格子が綿着物に多いのは平織などのシンプルな組織で織られていることが多いからだと思います。織組織にもよりますが・絣をつかう・後で染める・後で刺繍する などの方法を用いなければ複雑な柄の表現は難しいです。
一方でGritterはジャカードという織で柄を表現します。織組織で様々な柄が生み出せる特性を生かそうと、あえてシンプルな組織では難しい斜めの柄をデザインしています。
斜めと言っても色々な角度や太さがあります。それを決める上で「着物になったらどうなるのかしら」と考え、その面白さが最も表現できたのがこのスライドという柄ではないかと思います。
反物で見る限りは・・・
反物で見ているとただ斜めのデザイン。もちろん斜めのラインを縫い目で合わせることもできますが、
あえてずらすと写真の様に。
ここでは使っていませんが、B面(裏)も使えますので、組み合わせると様々なバリエーションが可能です。シンプルな柄に見えますが、実は試行錯誤を重ねて幅や角度などを考えたデザインとなっております。
グリッター 一覧(反物)https://www.kimono-factory.com/cat/2030030
グリッター 一覧(サイズオーダー)https://www.kimono-factory.com/cat/2030010
グリッター 一覧(モデル品)https://www.kimono-factory.com/cat/2030020