寄稿者:橋本繁美
人は、素晴らしいものに出会ったとき、未知の体験をしたとき、人間の脳は感動を覚える。それは本能的にもっているものといわれている。たとえば、本を読む、映画を観る、音楽を聴く、美味しいものに出会う、四季の自然の素晴らしさに触れるなど、人それぞれに価値観や環境は違っても、そこには大きな驚きや歓びがある。突然、心が躍り、深い感銘を受けたとき、目には見えないパワーが生まれるのは確かだ。自分はもちろん、人を笑顔にする、幸せにする、そんな感動を探して日々動きたいもの。
何の話かって。大人になればなるほど「気づく」ことの大切さを忘れてしまいがちだと思う。人それぞれ生きてきた長年の経験だけで、出会いや物事を当たり前のように見過ごしてしまっていないだろうか。そこで、日々の生活や、仕事、遊びのなかで徹底した「気づく」ことの再確認する必要があるように思う。
話を聞くときは、アタマだけでなく、心でも聞く。感情移入をして、自分の心が何に反応したか。どこに心が動かされたか。受け取れるものがずっと大きくなり、きっとそこには新たな発見「気づき」があるはず。
人間にとって、感動は大切なエナジー。言葉にならない、何ともいえない感情がわき上がってくる、そんな感動に出会うために、ココロとカラダで「気づく」ことを進化させてみよう。その成果はあなたの気づき次第。