寄稿者:橋本繁美
5月5日、奄美地方と沖縄地方が「梅雨入りしたとみられる」と気象庁が発表した。長雨の季節の到来。ニュースによると、奄美地方は平年より7日はやく、昨年より12日はやい梅雨入りらしい。夏が似合う南の国ははやいな。梅雨が明けたら奄美に行きたいな。
10日、こんどはユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界自然遺産に「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表(いりおもて)島」(鹿児島、沖縄両県)が登録される見通しになったとニュースが流れた。朝日新聞デジタルの記事(5月10日)によれば、「諮問機関が「登録」を勧告した。2018年の勧告では登録を見送られたが、政府が推薦内容を修正して再提案していた。国内の自然遺産は11年の小笠原諸島(東京都)に続き5件目。他に候補地はなく、最後の自然遺産になる可能性が高い。パリの世界遺産センターが10日、登録の妥当性を審査した国際自然保護連合の勧告内容を日本政府に伝えた。7月16日からオンラインで開かれる世界遺産委員会で最終的に決まる」そうだ。国の特別天然記念物のアマミノクロウサギは奄美大島と徳之島だけに、イリオモテヤマネコは西表島だけに生息すると記事にある。沖縄本島北部にいるヤンバルクイナなどの絶滅危惧種は推薦時点で計95種を数えるといわれる。世界的にも希少な固有種が多く、生物多様性を守るのに重要な地域だけにうれしい。みんなで、いつまでも奄美地方の自然を大切に守ってほしいと思う。